護られなかった者たちへ

緊急事態宣言がようやく解除されましたが、
当教室では変わらず、消毒、手洗い、検温の励行、換気、定員3名様迄を実施を継続致します。

「護られなかった者たちへ」という映画を見ました。
中山七里さん原作、佐藤健さん、阿部寛さん主演。
「おかえりモネ」の清原果耶さんも出演されています。
東日本大震災10年目の連続餓死殺人事件の謎。
震災後、一人ぼっちとなった3人が寄り添い助け合ったのちに見舞われる悲劇。
場面が震災直後と10年後を行き来するうちに謎が一つずつ明らかになっていきます。
細かい伏線回収に納得。
最後のどんでん返しにも涙が溢れます。
震災後、護られなかったものたちへの、犯人からの最後のメッセージにも涙。
中山 七里さん流石です。

◆魅力的な作家さんのご紹介
「中山 七里」さん
1961年生まれの男性小説家、推理作家。
デビュー作「さよならドビュッシー」で、このミス大賞を受賞。
※このミス=このミステリーがすごい!大賞
幅広い作風の作品群。
犯人は誰か?
どのようにやったか?よりも、
動機であるなぜ?の部分に重心を置く。
「どんでん返しの帝王」とも呼ばれる。
映画化、ドラマ化作品も多数。 

代表作
『さよならドビュッシー』をはじめとする「岬洋介シリーズ」
『おやすみラフマニノフ』
『いつまでもショパン』

『贖罪の奏鳴曲』に代表される「御子柴礼司シリーズ」など、多くの人気連作あり。

『連続殺人鬼カエル男』社会派ミステリー
『ヒポクラテスの誓い』法医学ミステリー
『総理にされた男』替え玉で国を背負った男の悲喜劇

ただいま『護られなかった者たちへ』が映画公開中。

なぜ?の部分に重心が置かれ、
作品の描かれ方が深いので、
そちらも感じて頂けると嬉しいです。