· 

国語力(語彙力)を上げるには?

漢字検定準一級にチャレンジしたことと、

松本清張さんの小説を読んだことで、

気づいたことがある。

私の感覚では、

漢字検定二級は大人の常識レベル

日常でもよく目にする言葉が出てくる。

でも漢字検定準一級は、

変人レベル。

見たことも聞いたこともない言葉や漢字が、

わんさか登場。

でも、松本清張さんの小説を読んで思った。

簡単な本、読みやすい本、最近書かれた本、

ばかり読んでいるから、

昔使っていたことばや、難しい言葉が読めない、

書けない、理解できないんだと。

別にわざわざ難しい言葉や昔の言葉を覚えなくても、

生活や仕事には困らないということも一理あるが、

語彙力が減少することによる国語力の退化

せっかくの文化が退化することは、

長年かけて培ってきた先人の知恵や文化を

無にするようで、勿体ない気がする。

なんでも「ヤバイ」の一言で表現する国語力の稚拙さは、

生活には困らないかもしれないが、

微妙な違いを言葉で伝えたり、受け取ったりできる

情緒や楽しさが奪われてしまうような気がする。


そこで思ったのは、

明治や大正の文豪とまでいかなくても、

昭和の優れた作家さんの小説に触れて、

その言葉や情緒に触れることは、

とても大事なことではないか?

出来ればこれからの世代の方々にも

伝えていけるとよいのですが、

まずは現役の私たちがその魅力を感じたり、

発信することが大切ではないか?

それが無ければ、子どもたちの語彙力や、

国語力が上がることもない。

そのようなことを感じました。

みなさんはどう感じますか?