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年商12億円を生んだ小説とは?

株式会社コムニコという会社があります。

企業SNSを支えるベンチャー企業で、JAL・トヨタ・花王など約400社のSNSを支援しています。

年商は12億円。

社長の林雅之さん(46歳)は波瀾万丈の人生

幼少のとき父の会社が倒産し、安定を求めて銀行員になり、30代はメーカー勤務でフランスに駐在していたこともある。

そんな林社長がなぜ起業し、現在に至ったのか?

その理由は一冊の本との出会いでした。

しかもビジネス書ではなく

小説「最後の家族」村上龍 幻冬社 2001年

林社長はおっしゃいます

フィクションだから書ける本当の話があると思う

その中には自分の人生を変える本質がある

崩壊した家族が再生していく道のりに泣けるくらい感動出来る

話の中で主人公の娘さんが、

「今まで自分で決断したことがない」と気付く

私自身も「決断してここにいるのか」とかなりグサッときました

「大学を出て就職すること」は、

自分の決定ではなく社会が決めた価値観に過ぎない。

人生の中で本当に自分で決めたことはどれくらいあるか?

数少ないかもしれない

一つの価値観に縛られず、自由に生きたい。

その結果「起業の道」へ

また、家族が再生するのには適切な近すぎない距離感が大事

フラットな関係性になることによって、希望が生まれ、みんなが幸せになると知り

「フラットに会話が出来る会社」を目指し

なんでも社長に言える環境を大切にしている

キーワードは「自主性、自己決定力」

だそうです。

(以上、NEWSモーニングサテライト リーダーの栞 より)

「最後の家族」の書評を見ると、良くない評価もあるのですが、

同じ本でも読む方の感じ方によって、得られるものが違うということを改めて感じました。

書評は参考程度にして、どんな本もやはり自分で読んでみて感じることが大事ですね。