
今日は午後1時から紀伊國屋書店さんで、速読の体験会をさせて頂きました。
体験にお越し下さった方から、とても良いヒントを頂きました。
お越しになられたのは、聴覚に不自由のある女性の方でした。
なので、レッスンの説明を口で話しても伝わりません。
一緒にいた妻が身振り手振りで、最初の読書計測について説明をしてくれました。
眼筋トレーニングのやり方や回数の数え方も、ジェスチャーでなんとか理解して頂きました。
察しの良い方で助かりました。
心の中で「手話が出来ればもっと丁寧に説明できるのになあ」と思いました。
次のトレーニングは、意味を理解せずに文字を速く見るトレーニング。
さすがにこれは、ジェスチャーで説明する訳にはいかず、やって頂くことを紙に
書きました。
次のトレーニング、最後に読んで頂くことも、やり方と注意を紙に書いて伝えました。
読書速度は、当初の2倍以上になりました。
トレーニングの目的や注意など十分には伝えられませんでしたが、お客様は笑顔で帰られました。
2つのことを思いました。
一つは、聴覚に不自由のある方にも準備さえ万全に出来れば、速読トレーニングをサービスとして提供できるということ。
聴覚が不自由であっても本は読めますし、読書によって情報を得る力を更に養うことは、とても大事ではないかと思いました。
もう一つはレッスンの「やり方」、「目的」、「注意」を文字に表して提示するということは、健常者の方にとっても、とても大事なことだと気付きました。
なかなか口で言われても、頭には残り難いもの。
目からも情報を伝えるべきだと思いました。
とても良い気づきを頂いた体験会でした。
ありがとうございました。